家を職場にして働こう!『ie-shokuコミュニティ』

 ie-shokuコミュニティ主催
 中山しげ子


 株式会社アルファイン代表
  起業サポーター
  ブランディングプロデューサー 
  菊芋食の研究所 菊のの
  大豆ミートマイスター
  福祉住環境コーディネーター2級

トリプル介護を経験

病院勤務中に予防医学に興味を持ち、退職後に健康管理士として健康指導や講座を行っていました。その後、健康食材(菊芋、大豆ミート)を専門に扱う事業を展開するも、当時は全く世の中に認知されておらず大苦戦。

ようやく、大豆ミートの事業が軌道に乗りそうな時に、両親と義父が同時に介護状態になり、トリプル介護を経験することとなりました。車で30分ぐらいの実家と家を往復する毎日で、日によっては2往復3往復することもありました。結局仕事と介護の両立で頭はグチャグチャ、体はヘロヘロとなってしまい、仕事を休業することにしたのです。

父90歳の祝賀旅行にて

当時は朝から晩まで働きながら介護をしていたので、介護についてしっかり情報収集をする時間がなく、問題が起きてから対処するような状態でした。後から「ああすれば良かった!」「こうすれば良かった!」と思うこともしばしばで、休業するしか選択肢はないと考えたのです。今でこそ介護と仕事を両立していますが、介護サービスの上手な使い方もわからず、介護のコツもわからず、ストレスが貯まる一方だったのです。

介護に専念するようになって、ようやく介護の全体像がつかめるようになりました。自分達に必要なサービスは何なのか、介護する側もされる側も気持よく過ごすためにはどうすればよいのか、介護費用のことや、病気を悪化させないための心がけなど、ゆっくり考える時間が取れるようになったのです。

そうはいっても、大学生の娘もいるし、収入が絶たれるのは、それはそれでストレスになっていくので、なんとか仕事ができないものかと日々模索をしていました。事業はしていても、在宅でできるようなスキルを持っていたわけではないので、最初に始めた仕事は、健康食品会社のブログ記事の代筆でした。確か1文字1円だったかと思います。しかし、介護の合間に下調べをして、それから記事を書くので、あまりはかどらずパート代にもほど遠い額で、効率が良くないと考え別な働き方を検討していました。

そして、たどり着いたのがネットショップです。これまで扱っていた食品を、オンラインで販売しょうと考えたのです。しかし、素人がすぐに始められるわけもなく、開業までに約1年を要し、さらに売れるようになるまでに、半年かかりました。もしかしたら、仕入れて売るだけなら1年も掛からなかったと思いますが、商品開発まで行ったので時間がかかってしまったのです。どうせやるならメーカーとして、自分の想いを乗せた商品を販売したいと考えたからです。休業してから約3年、やっと介護と仕事を両立させるコツも掴み、在宅でビジネスらしい形が出来あがっていったのです。

看護師さんの一言

ある日、訪問看護師さんに「介護や育児でお勤めが難しい人は、中山さんみたいに在宅で仕事が出来ればなぁ・・・と考えるけど、私には無理かな・・・て思って諦めちゃうんですよね。」と話をされたんです。私が「在宅での仕事のやり方をお伝えしたら、知りたい人はいますか?」と尋ねると、「働きたくてもお勤めが難しい人は興味を持つと思いますよ!」と言われたのです。

実は、家族介護を始める前に、女性起業家さんをサポートする事業も行っていました。ある経営コンサルに、アイデアを商品化するセンスがいいと言われ、女性の起業家さんを紹介されたのがきっかけで、起業サポートを行うようのなったのです。

そこで、当時の経験も活かしながら、家族介護で働きたくても働けない人に向けたサポートを、本格的に始めることにしたのです。

きっかけは経営コンサルタントとの出会い

事業を始めたばかりの頃、一人の経営コンサルタントの先生と出会い、コンサルティングをお願いすることになりました。その先生に「自分の価値をもっと認めなさい」と言われたのです。

自分の価値・・・???

 

そんなこと、これまで考えたことさえもありませんでした。


そんな矢先のこと、先生に突然一人の女性を紹介されました。そして、「今は主婦だが、自分の得意なことで起業したいそうだ。話を聞いてくれないか」と、言われたのです。話を伺いながら、一緒にアイデアを出したり、私が感じたその方の強みをお伝えたりしながら、起業に向けての準備をすることになったのです。

この1件が私の起業サポーターとしてのスタートとなりました。「君は人の才能を見抜く力とアイデアを商品化するセンスがいい!」と、先生に才能を発掘してもらい自分の価値に気づくことができたのです。

今度は、私があなたの価値を見出します。私が先生に発掘してもらったように、あなたの才能を発掘いたします。もし、あなたが介護を理由に働くことを諦めているなら、在宅起業を考えてみませんか?私が遠回りしながら身につけた、介護と仕事を両立するコツをお伝えしながら、全力であなたをサポートいたします。

ie-shokuコミュニティの立ち上げ

「イエショク」と聞けば、「家食(家で食べる食事)」のことを想像する人が多いように感じるので、ちょっと紛らわしいかなぁ…という気もしないでもないのですが(^_^;) 家職です!

家を職場にして働こうよ!そんな意味を込めてネーミングをいたしました。

「ie-shokuコミュニティ」は、私のように在宅介護が理由で一時は働くことを断念したけど、または断念しようとしているけど、仕事を諦めたくない!と考える人のためのコミュニティサロンです。私のように遠回りをして欲しくない!という想いで立ち上げました。

今でこそ、当たり前のように介護と仕事を両立しておりますが、介護スタート時はストレスがマックス状態で、持病のメニエル病の発作が出てしまい、めまいと耳鳴り、難聴が重なり、ヘロヘロだったのです。在宅介護の達人となったことで、発作もここ数年影を潜めていますが、同じような苦労をしてほしくないと考えています。

多くの方に、私の経験と身につけた介護のコツをお伝えすることで、楽して介護生活を乗り切っていただけることを願っております。

活動内容

◆介護施設での歌のボランティア

デイサービスやショートステイ、老人ホームなどの介護施設を訪問し歌のボランティアをしています。懐かしい歌を声を出して歌うことはリハビリにもなります。昭和の流行歌や童謡など歌詞カードを作成し、利用者さんと一緒に歌っています。

◆大豆ミートを使った介護食教室

大豆ミート専門の惣菜店を営んでいた経験を活かして、大豆ミートを使った介護食の作り方をお伝えしています。大豆は栄養に富んだ食材です。大豆たんぱくは効率よく筋肉に変わる良質なタンパク質です。水溶性食物繊維と不溶性食物繊維が豊富に含まれているので高齢者に多くみられる便秘の対策にもなります。大豆ミートはお肉のような筋がないので、噛む力や飲み込む力が弱まった人にも食べやすいのが特徴です。

住宅リフォームのアドバイス

福祉住環境コーディネーター2級の資格を持っており、バリアフリーなどリフォームのアドバイスを行っています。高齢者になると家のあちらこちらに不具合を感じるようになります。快適に過ごすためのリフォームも必要になりますが、介護保険で使える助成金や福祉用具を活用することで、最小限の改修でお金をかけない住まいづくりの提案をさせていただいてます。

起業サポート

起業を目指す人のサポートをしています。コンセプト作りやブランディング、集客までをマンツーマンでサポートし、収益化を実現していきます。その人の特性を最大限に活かせるような商品づくりやブランディングが好評を得ています。介護と両立できるビジネスモデルを一緒につくります。